2025年4月から新築住宅の省エネ基準適合が義務化されます!
省エネ基準とは
世界的にCO2排出量削減が課題となっている中、2025年4月以降に着工される全ての新築で、省エネ基準適合が義務化されます。これまで、2022年に新たな断熱投球の追加や各種の基準引き上げ、2024年には住宅販売・賃貸時の省エネ性能表示の努力義務化が行われてきました。
今回の改正では、新築の住宅において、省エネ基準の適合が義務化され、これに適合しないと建築確認が取れなくなります。増改築(修繕・リフォームは含まない)を行う際にも、増改築部分は省エネ基準に適合しなければなりません。
また、この基準は、2030年までにZEH(net Zero Energy House)水準という、建物でのエネルギー消費を実質0にするレベルまで基準が引き上げられます。
メリットとデメリット
この基準を満たすためには従来の仕様よりも断熱性能などを上げなければならず、住宅の建設費は増えることになりますが、この基準を満たした住宅には、補助金や住宅ローン減税額がアップするなどの支援策が設けられています。
また、省エネ基準に適合した住宅は断熱性能が高いため、冷暖房がすぐに効き、電気代を大きく減らすことができます。沖縄では鉄筋コンクリートが主流で、夏場は屋根などに溜まった熱のせいでエアコンに使う電気代が増えますが、これが削減されるのはありがたいですよね。
2024年からすでに建物の省エネ性能の表示は努力義務化されています。省エネ性能が高い賃貸・マンションでは光熱費の面でお得になりますので、住まい選びの際にはぜひご参考になさってください。